![]() |
|---|
| 会社の名前の由来を説明します。織以布は見ての通りオリーブの語呂合わせです。しかし織ることによって糸(線)から布(面)が生まれる意味をもって名付けた、織の原点を示します。 |
![]() |
| 父、山口成三郎は、山口伊太郎、山口安次郎両氏を兄に持つ三男として明治45年5月に生まれ、西陣成逸小学校を卒業の後、昭和18年に織屋として独立し、当初より古代能装束の復元・研究にあたり、昭和30年代より染織図案家若松華瑶氏のもとで昭和の能装束百種(唐織・厚板・狩衣・長絹・舞衣)の内80数点の製織にたずさわりました。また同時期に行司衣装なども手がけ、その時々に皇室の皆様の帯を数十点制作させていただきました。 常に最高の織物を目指して研究してきましたが、自分の名を売るようなことをせずに作品で自分を表現する人でした。 生前、ある人の質問でよい帯とそうでない帯の違いを父にたずねました。その時父は、良い帯とは何か一つ以上形容できる言葉がある物、たとえば「美しさ・華麗・豪華さ・可愛らしさ・上品・知性・優しさなど」着る人となりを表現できるものがあれば西陣では、一つの帯として完成したものだと答えました。 |
![]() |
| 伝統工芸の一つである織物のデザインは、古き物を良しとしてたいへん保守的なものです。父からは千年来の唐織技術を受け継いでいます。本物の唐織は、その素材と織で数百年の品質を保つ織物です。そのことに関しては保守的でありたいと願っています。ただ織技術とデザイン感覚とは別です。心から感じたことを唐織の技術を使って新しい織物にすることは大切だと思っています。 株式会社 織以布は2005年4月に歩き始めたばかりの小さな織屋です。父から受けた本物の唐織はかたくなに守り伝える必要があります。その魂はゆるがぬものとして持っています。 |
![]() |
| 何よりも本物の製品は、品質はもちろんのこと人の心と共にあり、時代の流 れに超越した所にあります。したがって数年の流行にとらわれず、親から子、子から孫へと伝えられていくものです。 製織した私どもの帯は、きっとその役目を果たしてくれると確信しています。 |
株式会社 織以布 |
|
代表取締役 山口正夫 |